父子家庭で娘、それ私だ

【教育センター伝記:2章】娘の状況を報告する。

[最終更新日]2021/03/21

これは全て僕の主観物語である。

娘の対応について「教育センターと連携を取ろう」という学校からの提案に従い教育センターにやってきた僕。

少なくとも6人はいた女性陣の奥から現れた1人の男性。それが娘の担当をしてくれる人でした。

名前はSさん。とても優しそうな羽鳥アナウンサー似の方である。

まんまこの顔

娘の物語を再び語る

最初の話し合いは「スクールカウンセラー」さんの時と全く同じ。本当に一言一句同じ内容での説明をしました。勿論、学校に対する率直な考えについても同様です。

学校と関係が近い分、相手には不愉快に聞こえるかもしれないと思いましたが、嘘をついても仕方がないしと思い、本当に思った事や感じた事をペラペラと喋り続けました。

もう決めちゃった自分が語る訳で、その結論は簡単に伝わってしまう。

担当の方は僕のスタンスを早々に汲み取ってくれた。本当に助かる。

  • 「お父さん、もう決めていますよね」
  • 「学校にそこまで期待をしていないですよね」
  • 「半ば、諦めていますよね」

これは僕自身の言葉が「批判的だったら」ではなく、学校と取り組んできた内容、そして僕が学校に出した意見、それに対する返答や対応など、全てをありのまま伝えて理解してもらったと思っています。

特に別室登校(個別隔離)のシステムについては「学校の考えもあるとは思いますが」としつつも「現時点では理解しかねる」と僕と同意見でした。

Sさんから学校側と話し合いをしてもいいですか?と聞かれたので「もう波風は立てたくない」とお伝えしました。問題に感じているのは「内容」より「思考プロセス」であり、今更変わる事は無いと判断していたからです。

学校に任せるのはお門違いな気がする

僕だって最初から諦めた訳ではありません。ただ、学校が悪いとも思いません。そもそもこの問題を「学校に任せる」事自体が間違っていると最終的に辿り着いたのです。

  • 学校は精一杯やってくれている。
  • 学校はそもそも「それを請け負う場所」ではない
  • それ専用のリソースが無い
    • この問題は「それ専用のリソース」が必要です。

学校に任せる、学校に押し付けるから問題が更に複雑になるのです。だから僕は学校から切り離す事も厭わない。現時点で必要だと判断したからです。

大変でも親が背負う。

悩んで相談に来ている人ならともかく、もう決めちゃって動き出している人が来ちゃっている訳だから、相手も「合わせる」しかなかったのかもしれない。そこは申し訳ない。ただ、学校側の立場もあるから受けておかないと筋が通らないのです。

発達の検査をお願いした

一番の収穫は「検査」について。

教育センターでも発達の検査はできるとのことでした。個人的に「発達障害」の診断を受けた方が良いのかどうかは迷っていました。娘を友達(医師)に診てもらった所「これ、グレーゾーンになると思う。いわゆる凸凹タイプだよ」で終わりでした。

一時は「発達障害」の診断をもらって、指導員をつけてもらった方がいいんじゃないかなとも思いました。

ですが、その診断がついたが最後、今後の娘の人生に大きく関わってくるよとかなり強烈な否定的意見も貰いました。

そうなのです。明確な発達障害があるならそれでもいいが、グレーゾーンで診断を貰ってしまうと保護者は楽でも子供に十字架を背負わせる事になりかねない

それは親の身勝手だろう。

その話も正直にしたら「教育センターは検査はできるが診断では無いので」という非常に我が家に都合の良い形での結果が出るとのこと。教育センターによる検査で「娘の特性」が目に見える形になれば学校との話し合いもやりやすくなるはずだ。という訳でお願いをした。

では2ヶ月後にお待ちしています。

例によって出てきた。緩やかなペース。

それだけ悩んでいる親御さんがいるのだと思う。専用の検査機も1台しかないと言っていましたから確かに大変だ。

にしても遅い。待ってられん。

ちょっと僕とは相性良くないかも。

そう感じました。

やっぱり待てなかった

2ヶ月後の検査については仕事の予定もまだわからなかったので、こちらから連絡しますとお伝えしました。正直、この時点で半分くらい「もういいか」となっていました。そこまでして受けたい検査では無かったのでしょう。僕にとって娘の適性とは「相手の説得材料」に過ぎず、本質的にはどうでも良かったのです。

今、僕が求めているもの。それは「白黒はっきりする」ではなく「今の娘を大切にしつつ、娘を成長させる為の環境」です。しかし、なんて贅沢な希望なんだ。

現状、どんな選択肢があるのだろうか

教育センターを出た直後にもう「次の一手」を考えていた。

夏休みも目の前だ。学童はもう無理だろう。かといって宿泊の子供キャンプ等はハードルが高過ぎる。今の娘が友達と遊んで学べるそんな場所は無いものか。

どうしようかと考えていた時にアドバイスをもらった。

放課後デイサービスは?

何それ?デイサービスって高齢者の行くやつちゃうの?そんなのあるの?

わからんので調べてみよう。

教育センター伝記【完】

>>「放課後デイサービス伝記」