【SC伝記2章】カウンセリング開始!
[最終更新日]2021/03/21
さぁ始まったスクールカウンセラーさんとの面談。
初めての面談開始の前にふと思った
人生初のスクールカウンセラーさんとの面談。まず気になったのはカウンセリングルームが「靴箱」のすぐ横になるという事。
良く考えると僕の母校(高校)でも下駄箱のすぐ隣にその部屋があった覚えがある。これは文部科学省の伝統なのかな?
高校の時にも思っていた。「私、今から深刻な相談しまーす」と周囲に宣言しながら入る様なもんじゃん。思春期の学生なんて入りにくいじゃん。
それでいて「相談件数が伸びない」なんて悩むのだ。大人は頭おかしいんじゃないかと本気で思ったことを思い出した。
少し考えたらわかるだろうに
こういうのって「エステ」とかと同じで、ビルなら必ず2Fとかにして「出入りをぼやかす」のが鉄則なんじゃないの?
だって順番待ちの時なんて靴箱の前で待つんだよ?丸見えじゃん。
僕は気にしない方だけど、相談するのって「悩めるママ」が多い訳だろ。これはどう見ても「余った部屋を活用しています」感がありありだぞ。
やっぱり学校って何か変
初回カウンセリングの前に既にそう感じてしまった。
何かこう、気配りというか思いやりというか、何かが足りないんだよな。ほんのちょっとの想像力というか。
「当事者目線」で考えたらすぐに気付くと思うんだけどなぁ。。
そして初めての面談開始
部屋の配置おかしくね?
そんな疑問を感じながら初面談。結論から言うと楽しかった。誰かと話をするのは楽しいもんだ。
- 娘の状況
- 家庭の状況
- 今までの流れ
- 学校への率直な想い
- 自分が何をしようとしているか
友達に「SCに隠し事は絶対にアカンで」と言われていたので包み隠さず全部話した。
で、それに対してどの様なアドバイスがいただけるのかなと思っていたが、特にそういったものは無かった。一般的な話が色々出てきた感じです。
それ、もう知ってる。
というか、初対面の人間から色んな聞き出しをして、整理をして「その場で」最適な解決策なんて思いつかんよな。だって週1回で更に掛け持ちだもん。無理だって。
仕組みとして無理がある。
単純に思った
スクールカウンセラーさんとの面談で率直に感じた事。それは「無理がある」という事だった。
これは解決に向けた仕組みじゃない。
実際に子供が不登校や行き渋りになったらわかると思うが、状況は常に流動的である。「我が子の成長を待つ」なんて座して待っている親御さんならともかくも、こちとら「ひたすら仮説と検証」を繰り返している親子だ。日々流動的なのだ。
そんな「日」単位で変化している親子に週1回60分だけ話を聞く「他にも沢山の人を担当している」専門家が責任もって介入するのは無理。一般論のアドバイスが限界だと思う。
不登校や行き渋りはそんな軽い事案ではない。腹を括って子供と向き合う必要があると僕は思っている。より多くのリソースが求められるのだ。
なので、僕は初回にして思った。
「相談」が限界の仕組み
悩んでいる、吐き出す先が無いママにはとても貴重な時間だと思う。でもそれは「解決策」への前進ではなく「爆発防止のガス抜き」である。
それはそれで大切だが、国はこの仕組み自体を「解決策への道」として取り組んでいるはずだ。ひょっとして違うのかな?
もう狙いと現場の乖離が凄いと思った。
そして学外へ
スクールカウンセラーさんとの面談を経て、僕は半ば確信した。
一旦、学外に目を向けよう。
スクールカウンセラーさんはとても親切でいい人でした。でも、解決策が見いだされる場所ではありません。このまま学校の制度を利用しても状況が前進するとは思えませんでした。
「学校を頼るべきではない、任せるべきでもない。自分が動くべきなのだ」
そう考えた僕は、娘が「今のまま輝ける場所」を探して学外へとアンテナの枝葉を伸ばし始めました。
そして出会ったのが「フリースクールA」です。
追記
学校のスクールカウンセラーさんが代替わりしたので挨拶がてら行ってきた。
>>「新しいSCさんにご挨拶へ」