【FS伝記(B校):4章】違和感と不信感
[最終更新日]2021/03/21
このまま続けば良かったが。。。
週2回にペースを上げて、娘の成長速度がドンドン上がっていたこの時期。僕としては順調に娘が成長しており、僕が考えていた「今、娘に欠けているもの」がドンドン補完されていくのを実感していました。
私は今、手応えを感じておる!
在籍校へのクラス復帰も順調に進んでおり、今のまま成長が定着すればいいなと思っていたところ。。。。少しずつ不協和音が生じる様に。
娘にではなく、大人の間に。
またか。
歯車がかみ合わなくなってきた
実はこれ、最初の時点でほんの少しだけ感じていた事でした。嫌な予感が具現化した形。こうした皮膚的な直観は大抵が当たるから正直辛い。後で「やっぱりこうなるか」となる。
何で噛み合わなくなったのか。それは「娘の療育プラン」に関しての認識の差でした。
スクールB側とのすれ違い
このフリースクールは「子の療育」+「親の指導」が特色としてある学校で、我が家が入った時点では「子の療育」という基礎プランに対してオプションプランという形で「個別指導(子)」と「教育相談(親)」「教育指導(親)」が用意されていました。
- 基礎プラン:皆で療育
- 個別プラン:子供とマンツーマンで療育
- 個別プラン:親の教育相談(現状報告が中心)
- 個別プラン:親の教育指導(家庭での取り組み指導)
こんな感じ。
僕は「基礎プラン」と「個別:親の教育相談」を受けていました。基礎プランだけというのが無かった為です。
ちなみに、僕以外の保護者さんは基本的に「基礎+個別(子)+個別(親指導)」という組み合わせの様でした。「皆、えらい熱心だなぁ」と感じたのを覚えています。月額固定費でいうなら僕より+1~2万くらい掛かっていたんじゃないかな。
当時、間違いなく僕が一番シンプルプランでした。
娘の揺り戻しがきっかけに
娘は2年のクラス復帰後に一度「揺り戻し」を起こしています。クラス復帰を開始した際、僕が出した「半分別室、半分教室」の段階案に対して娘は「全部いける!」といきなり復帰をしました。心配はありましたがブレーキを掛けるのもどうかと思い様子見でいったところ、やはり息切れを起こしました。
ですよね。
この事をスクールBに報告したところ、そりゃもう怒られた。まだ早いと。それは僕も同感だったのでそうだよなぁと思っていたところ。。。。
なるべく早い段階でお父さんにも教育指導に進んでもらいたい
この様な提案が来ました。
そしてその時に僕が感じた素直な気持ち。
やっぱり来たか
予期していたことがやってきた。そう感じたのです。
不要な物を買う事はできない
僕はスクールBには「娘の療育」を求めてやってきました。僕自身は子育てに迷いを感じている訳ではありません。娘に必要な物が「ここにある」と思ったのでやってきました。ヒントも答えも求めていないのです。
そこに「お父さん向けのプランも選んでもらいたい(お父さんも有料で学んでください)」と言われると、(善意の)営業を受けている気分になるのです。元々「教育相談」か「教育指導」のどちらかを選択しないといけないと言われていたので「教育相談」を受けていただけであり、個人的にはそれすら不要でした。でもお世話になっているので寄付感覚で受けていました。
自由に選べないのかな
その幅広い選択性に魅力を感じていたのですが、実は段階的なステップアップが前提だったとなると、、、先輩保護者が皆フルプランなのも頷ける。
だがしかし、僕には不要なのです。
問題解決を人質にされている感覚になった
受け止め方にもよると思いますが、僕はこう感じました。
「次のプランに進まないと娘さんの問題は何も解決しません」
自分が営業職もコンサルタントも経験していたからだと思いますが、顧客導線がどうしても目につきます。自分の手に負えない問題を抱えている人に突き刺さる言葉。それが今まさに僕に投げかけられている。
これは殺し文句になるだろうなぁ。。。
自分に対して言われているのに、他人事の様に流れを冷静に分析してしまう自分がそこに居ました。
- 単に自分のプライドか?
- 認めたくないだけなのか?
この違和感については結構考えました。何せ子供は楽しんでいるのですから。
>>次は「僕を止めていたもの」