父子家庭で娘、それ私だ

【不登校伝記(1年3学期):序章】行き渋り再発『前編』

2019.12.30

[最終更新日]2020/03/19

行き渋りが僅か2日で終わった娘。でもそれで終わりではありませんでした。

理由は簡単です。「案外復帰が早かったな」と勝手に問題解決したと僕が判断をしていたから。娘は問題解決したわけじゃありません。ただガス抜きができて心に余裕が生まれただけだったのです。

その時、自分なりに分析をしていた

娘の行き渋り事件後、何が原因だったのかと自分なりに分析をしていました。色んな角度で色んな事を考えましたが、娘に起こっていた大きな環境変化が1つだけあります。

  • 祖父母が海外旅行中だった。

身近な存在が長期不在となっていたのです。娘が行き渋りを始めたのは出発してから3日後。娘は「ジジババが帰ってこない、おかしい」と勘違いをしたのかもしれない。それ以外に思い当たるものが本当に無かった。

「環境変化が原因だったのかな」とそれが「引き金に過ぎない」とは思わず自己完結してしまったのです。

半年後、「やつ」が帰ってきた

娘初の学校行き渋り事件から約半年間。娘は何事も無かったかの様に学校に通っていました。登校班にも復帰し、学童にも普通に行ってました。

やれやれ

無事に3学期を迎えてもうすぐ2年生なんだなぁ、色々あったなぁと勝手に反芻していた時に「やつ」が戻ってきた。3学期も終盤に向かおうとしている2月の半ばの事でした

二度と出会いたくないあの空気

流石に経験者です。もう一瞬で理解しました。

学校を拒否しているな

ただ、1年生も終わりが見えています。ここで休ませるべきか否か。迷った挙句に今回は対応を変えてみる事にしました。

何故か?

ネットやママ友、先生からも良く聞いていた「休み癖」を心配したからです。

今ならわかる。「完全に的外れだった」と。

直ぐ休ませるべきだった!

「もうすぐ冬休みだから」と折れなかった

娘の絶対拒否の空気に対して僕は淡々と伝えた。

  • 好き勝手に休んでいい訳じゃない
  • 学校に行って友達と遊ぶのが仕事
  • 冬休みも近いんだから

まぁ、良くある正論的なものを伝えた訳ですが、これは下の下です。これで反応する子供がいるなら僕はお目に掛かりたい。当然娘は無反応でした。

休ませた方がいいんじゃないか?この空気は余りに重過ぎる。行かせた所で意味があるとも思えない。

だがしかし「癖になるよ」というアドバイスが頭をよぎる。それはマズいな。どうしよう。

僕が折れなかった理由

基本的に学校は絶対ではない、自分自身も学校は窮屈で苦手だった事もあり「嫌なら休んでいいんじゃない」と思っていたものの、少し不安になる要素もありました。

それは正に学校で働いている教師友達からのアドバイス。

  • 「あ~それね、親を試してるんだよ」
  • 「そこは絶対に折れちゃ駄目」
  • 「子供は味を占めるよ」

学校に行く行かないは比較的どうでも良いが、親子の関係性が上下入れ替わるのはマズイ。今がその分水嶺ならここは譲ってはいけない場面なのかも。

そう思ったのです。

大馬鹿野郎と言いたい。

これも大失敗でした。娘は試してる訳ではなく僕にしっかり「伝えていた」だけなのです。自分自身が感じた事を素直に。

娘との信頼関係をもっと信じるべきでした。

強硬手段に出た

僕はこの時、初めて強硬手段を取りました。譲らないという姿勢を見せてみようと思ったからです。

  • 取り敢えず連れていく
  • 学校に行けば何とかなるんじゃないか?
  • 僕は素人、先生はプロだ

集めた情報で良く目にしたのが「学校に行けば変わる、先生はプロなんだから」というもの。確かに子育て1年生の僕がどうこう考えるより、こういったケースも経験しているであろう先生に任せた方がいいのかもしれない。保育園の時だってそうだった。泣き叫ぶ娘を手慣れた様子でなだめ、気付けば馴染んでいた娘。

それの再来なのかも。

そこで、学校に連れていき先生に娘を託すという形を選択した。娘は先生に引き渡す時は大号泣、しかし僕と離れて5分後には教室へ入り普通に授業を受けて後はいつも通り。学童までしっかり行って「何でもっと遅くに迎えに来てくれないの!」と後に残る友達を心配する始末。

  • 僕は「ああ、寝起きのエンジンの問題か」

こんな判断をしていたと思います。

ええ、大馬鹿野郎です

何という甘い判断だったのか。そして何という他力本願。自分じゃどうしようもできないから先生に任せようという姿勢。これでは何も解決する訳がありません。そして実際何も解決しませんでした。

それどころか問題がドンドン悪化していく始末です。

日に日に状況が悪化していく

登校班は諦め、車で学校に送りそこで先生に引き渡す。娘は最初は愚図るが直に落ち着いて教室へ合流。そこからはケロッといつも通り。この状況が段々とこなれて良い方向になっていくのだろう。そんな期待は1週間で砕かれました。

先生に引き渡した後の愚図りが徐々に悪化していったのです。引き渡しまでの愚図りが無くなり「今日は学校で〇〇ちゃんと遊ぶ」といった前向きな発言が出ていたので安心しきっていました。引き渡し後も安定しているんだろうと勝手に安心していたのです。

逆でした。

教室に入るのを嫌がり、先生を嫌がり、最後は入り口でずっと座る様になっていたそうです。

流石に僕も気付きます。何かがおかしい。学校がどうこうだけの問題ではない気がする。

問題の深さを何と無しに自覚した瞬間でした。でもその一方でこうも思っていました。「願わくばそうではない事を祈る」と。

これが親のご都合主義である。

読んでいる皆さん、遠慮なく言って下さい。

この大馬鹿野郎が!と。

>>次は「行き渋り再発【3学期末】後編

関連記事