父子家庭で娘、それ私だ

歯列矯正の前に顎を育てる事から始めよう

[最終更新日]2018/03/09

全国150万人のひとり親の皆さん、こんにちは。父子家庭共和国の国王です。

今回は私達親を悩ます「歯列矯正」についての僕個人の意見です。

インプラントの次には子供の歯列矯正が来た

今、子供の歯列矯正が空前の大ブームです。街中の歯科医さんが「早めの歯列矯正が確実で経済的!」と猛プッシュしています。前まで「インプラントで噛める幸せを!」って言ってたのに順番が入れ替わった感じです。

インプラントは競争が激化して低価格化が進んでいるので次の確実な自費診療の市場として「就学前からの歯列矯正」が出てきたようです。子供に関しては確かに親の財布は緩くなる。

最善の方法は基本的に提案しない、のは商売だから仕方が無い。

現在、歯列矯正がドンドン前倒しになっています。僕が知る限りは3歳から普通に始める事を売り込む歯科医さんもいる。

殺し文句は「早い段階でした方が子供への負担も少ないし、費用も少ない」というものです。その理屈には確かに一理あると思います。これから成長する顎を導く形での矯正なのでまず失敗はしません。負担だって軽い。子供には気持ち悪い事かもしれませんけど。

でも、顎はこれからドンドン成長するものですから、歯列矯正をしなくても大丈夫なのかもしれません。「かもしれない」という不安を打ち消したいママには早めの矯正は魅力的なのかもしれませんが、僕はもう少しくらいは「顎の成長を促す方法」を歯科医側が提案しても良い気がする。

歯列矯正の検討もしつつ、一方で「顎の育成強化」にも取り組んだらどうだろうか。どうも「様子見」の先生にしても「固いものを食べさせて」以上のアドバイスが正直見えない。

先生にとったら「顎が成長してもしなくてもどっちでもいい」くらいの感覚なのかもしれませんが、保護者にとっては切実です。できれば矯正なんてしたくない。

我が家の場合は今のところ順調。。。なのか?

我が娘の歯は今のところ順調に抜けています。抜けていますが、早速隙間が足りなくて少し内側に生えてきました。その歯は「右側の側切歯」です。ちなみに左側の側切歯は無事に本来の位置に生えてきています。

段々と前進をしている右下の側切歯。舌で押し出されているのかな

左側は乳歯が抜けた後に永久歯が伸びてきたのですが、右側は乳歯がグラグラしている時にその内側に永久歯が顔を出してきまして、いわゆる「サメの歯」みたいな状態になっていました。多分下顎のスペースが足りなかったのでしょう。

これを見たママ友は殆どが「歯列矯正した方がいいんじゃないかな」とアドバイスをくれました。早めの方が子供も楽だし費用も安く済むよと。実際に既に始めている人もチラホラと。

早期の歯列矯正は確かに効果的だと思います。これからドンドン成長していく顎を導く形で処置する訳ですから。歯列矯正というより顎の成長をリードをするといった方が適切な気がします。

顎を如何に育てていくかを考えたらどうか

早めの歯列矯正は大事だと思いますが、僕は小学校の低学年~中学年くらいからの検討が妥当だと思います。未就学前の子供なんて正に成長の真只中です。矯正で顎を導くよりも「噛む習慣」をつけて顎をドンドン成長させた方が良いと思うのです。

  • 噛む事で成長した顎
  • 矯正器具で広げて成長した顎

形は同じでも骨や筋肉の土台は自然成長の方が圧倒的に高いと僕は思うのです。使って育てた方が逞しくなるのは全てにおいて共通していると思う。